~門入の郷~「風の門」
今年の漢字は「密」に決まったそうですね。
とはいえ、どこに行っても意外と人が多かったりします。
今回は「密」を避け、、でも気分転換したい…!!
と思い行ってきました!
香川県さぬき市にある「門入の郷」
12月に入りもう紅葉も見頃を過ぎたころだったので、狙い通り人は少なかったです。初旬に行ってきたのですが、その頃は驚くほどの暖冬だったこともあり、まだ色づいた葉を見る事が出来ました。
右側に少し見えているのが、管理事務所 兼 ダミュージアム だそうです。
堰堤北側、展望広場にある「風の門」
淡いピンク色の石で、綺麗なアーチ型。
アーチの中央には黒石が…
この「風の門」を制作されたのは、庵治町にある
「石彫デザイン工房 山田和弘」さん。
お墓はもちろん、さまざまな石彫刻やモニュメントを作られている職人さんで、県内外、国内問わず本当に幅広い作品に携わっている方です。
山田さんは風や水といった自然をテーマにした作品が多く、この風の門もその名の通り、「風」をテーマにしています。
『天に向かって伸びる12本の石柱は12ヶ月の季節の移ろいを、空を見上げるアーチは新しい風を、表現しました。空を仰ぎ、たゆたう雲ととうとうと溢れる水を眺め、流れゆく時の中で、豊かな自然を感じて頂ければと思います。』 ~石彫デザイン工房 山田和弘 HPより引用~
風の門に使われているのは、岡山県犬島の錆石だそうです。
この石の風合いがまたなんとも言えず素晴らしかったです。。
濃く出た錆の部分が、まるで風が通り抜けているような波模様に見え、自然の壮大さを感じられました!
紅葉を見ながら休憩しました
門入湖に沿って南へ行くと、ところどころに休憩が出来そうな場所があります。終わりかけではありましたが、もみじが綺麗に色づいているのを見ながら休憩しました。
他にも、あじさい公園や水辺の公園などあるようです。
季節ごとに楽しめそうですね♪
「渡る」だけではない橋の役割…「自由な空間」をコンセプトに設計された門入ブリッジ。幾何学模様のような、なんともデザイン性の高いオシャレな橋です!
門入ブリッジを渡った先にあるのが、このなんとも気になる建造物
「椿の城」!
これ、なんだと思いますか??調べたところ、「遊具」だそうです!なんと遊び心に溢れた遊具なんだろう…!!と感動しました。
現代アートのような作りで、要塞を思わせるその見た目は、ハマる人にはドハマりする建造物だと思います!
一歩中に入ってみてさらに心惹かれました…。
「おぉ…」と小さく出た声がすごく響きました。とっても幻想的な空間なんです。
…これだけ感動しましたが、実は私は以前にもここに来ていました。
じゅ…二十…数年前ですが。
その頃は兄弟と、この椿の城でかくれんぼをして走り回って遊んでいたと両親が教えてくれました。
「覚えてないかー」と少し寂しそうな両親を見て申し訳ない気持ちにはなりましたが、こうして大人になって再び訪れた場所は、自分にいつか子どもが出来た時また来たいなー。と思う場所ばかりです。
アート、要塞・お城、建造物、かくれんぼが好きな方は是非いらしてみて
下さい♪^^
門入ブリッジの傍には「カメリア温泉」という温泉施設もあったりと、門入の郷は大人も子供も楽しめそうな場所でした!
石職人さんご紹介:石彫デザイン工房 山田和弘様
庵治町にある「石彫デザイン工房 山田和弘」さんは、お墓はもちろん、
さまざまな石彫刻やモニュメントを作られている職人さんです。
日本航空慰霊塔…イースター島モアイ像修復…
石原裕次郎さん石塔…茶臼山史跡碑…
県内外、国内問わず本当に多くの作品に携わっています。
知らないうちに山田和弘さんの作品を目にしているかもしれません!
茶臼山史跡碑
山田さんの第一印象は小柄で優しそうな職人さん!
しかし話を聞いている内に、職人さん…というよりは、経営者?社会の先生?いや、数学者?という印象に変わりました。
物の成り立ちや歴史はもちろん、石の吸水率や変化、蒸発速度など自らサンプル石でテストを行い統計を取って分析していたり、経営戦略の話だったり、商社で働く心構えだったり…
本当に様々な話を聞かせていただきました。
山田さんは風や水といった自然をテーマにした作品が多く、今までにない発想で作品を生み出すアイデアは、
「風など肌で感じる自然のものを手で触れる感覚が作れたら面白い」
という固定観念を覆すような物、遊び心や発想の転換を大事にする という考えからきているそうです。
意匠登録取得済みの「AJI 流水花車」も、まさに遊び心から生まれた作品の1つです。
石皿を少量の水の力で回転するようとても計算されており、美しい石皿の曲線美と水の流れで、耳も目も癒されるような洗練された作品です。
そんな山田さんが制作するにあたり大切にされている事は、
「微に入り細を穿つ」
職人として仕事の大小に関わらず、only one のものを作る事だそうです。
当たり前だけれど、難しい事です。一つ一つの作品に真摯に向き合っているのだととても感じました。
新石種情報 AG213(ON)
元々「中国大島」とも呼ばれるAG213。
はやしばらで現在使用しているのは中国湖南省のAG213で、
石目が比較的細かく、吸水率も低めで硬質。水抜けの良い、地に青みがかかった白御影石です。
変色も少なく品質がとても安定しているのが特徴です。
AG213には濃手と薄手があるらしく、現在使用しているのは薄手です。
今回ご紹介させていただくのは、濃手のAG213(ON)になります。
AG213の良い特徴はそのままに、目が濃くより高級感があります。
その石目は、材料が少なくなり加工の難しくなった「SPI」に似ている事から、「SPI」の代替石としてもはやしばらではオススメしております。
SPIよりも安価なため、お求めやすい石となっております!
産地 : 中国 湖南省
吸水率 : 0.239%
材料 : 充分アリ
長尺対応 : 7尺まで可能
価格など詳細は 担当営業 または はやしばら有限会社 まで、お気軽にお問い合わせください。
サンプルをご用意してお待ちしております!
メールでのお問い合わせ⇒コチラまで
~『石財』を通して 心と心のお付き合い~
はやしばら有限会社
香川県高松市牟礼町牟礼2657-5
Tel. 087-845-7103 Fax.087-845-7620
特別名勝:栗林公園 2020年秋のライトアップ
プライベートで県外に出るのは今春より自粛しており、地元高松
で楽しめることはないかと、文化財庭園として国の特別名勝に指定
されている栗林公園に行ってきました。夜に栗林公園に行くのは
生まれて初めてとなります。
JR栗林公園北口駅より歩いて5分ぐらいで北入口に行けるかと
思います。近隣に駐車場も多く、どちらの駐車料金も500円以内と
比較的安いかなと思います。
夜なので、庭師さんが丁寧にこまかく手入れされている庭園の
様子までは確認できませんでしたが、池や木々に石・建物が
ライトアップされており、秋の夜空や庭園内の池の水面に色鮮
やかに映し出されていました。
赤や黄色に色づいた紅葉も綺麗で幻想的でした。
焼きだんごも大人気で・・・
大行列でした。
庵治石も紹介されていました。
散策コース一周をゆっくり歩いて1時間半ぐらいでした。
今年の栗林公園秋のライトアップは終了しましたが・・・
栗林公園の魅力を言葉で表現するのが難しいので
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
うどん県旅ネット
https://www.my-kagawa.jp/
今度は昼間に散策したいと思います。
備中青みかげのご紹介
岡山県小田郡矢掛町でのみ採石される備中青みかげ。
深成岩の一つで、「閃緑岩」に分類されます。
きめ細かい黒い石目で緑がかった深い色合いの、インド産のM1-Hと同じ系統の石です。
高い硬度と極めて低い吸水率を誇り、耐久性に優れています。
玉石で産出されるため、玉石の形状を生かした自然墓がおススメです。
丁場ではこんなにかわいいハート型の玉石も出たことがあるそう。
呼び方は地方によって讃岐青・矢掛青 などとも呼ばれます。
中国地方でも指折りの高級墓石材です。国内の閃緑岩としては代表的な墓石材になります。
和墓・洋墓にはもちろん、自然石碑などにも。
詳しくは弊社までお問い合わせください。
【石情報】
見掛け比重:2.788t/m3
吸水率:0.041%
圧縮強度:117.76N/mm2
岩石分類:閃緑岩(せんりょくがん)
メールでのお問い合わせ⇒コチラまで
はやしばら有限会社 電話:087-845-7103